私は以前、医療機器のおろし業者に勤めておりました。

職業柄、病院の先生方との面会が多く仲良くさせていただく先生もいました。その中で病院の先生、特に院長先生のお金の価値観について書きたいと思います。

珍しくある病院の院長先生から会社に直接電話がかかってきました。電話の内容は、病院で使用している内視鏡の調子が悪く、買い替えを考えているとのことでした。さっそくメーカーさんと相談して商品カタログと見積もりを作成し持参しました。

院長先生は機嫌が良かったのかすぐに新しい内視鏡を使ってみたいとのことで、テストも兼ねて商品を用意し貸し出しを行いました。

院長先生、他の先生方もとても商品を気に入ってくださり即購入が決まりました。そこからが戦いのはじまりでした。

一番初めに出した見積もりは、捨ててしまったとのことで再度メーカーと相談交渉し、以前提出したものより安く提出しました。ですが院長先生はもう少し安くなる?と何度も跳ね返されてしまいまだ若かった私にはもうどうすることもできない状況でした。

上司を連れ再度価格の商談にいどみました。上司が出した見積もりは破格の値段でこれ以上下げてしまうと赤字になってしま寸前でした。

院長もここまで下げてくれるならと購入が決まったかと思った瞬間、端数は切ってとの要望が出ました。

その端数の単位が驚愕でした。なんと百万単位でした。はたしてその単位は端数と言うのか、その端数を切ってしまうと、赤字とかいう問題ではないくらいです。

年収、何千万と稼ぐ方とのお金の価値観を感じました。